用語集 > 経済学の基礎

内生性とは?

英語:Endogeneity

別名:エンドジェネイティ, 内生変数の問題

意味

分析で使う説明変数が、観測されない要因や結果自身と結びついていて、推定した効果がゆがんでしまうという問題のことを指します。

くわしい解説

内生性は、計量経済学で推定にゆがみが生じる主な原因です。典型的な原因は三つあります。一つは、観測できない要因が原因と結果の両方に影響していること(欠落変数)。二つ目は、原因と結果が互いに影響し合うこと(同時性・逆の因果)。三つ目は、測定に誤差があることです。たとえば、広告費と売上の関係では、売上が見込める商品ほど広告費が増えるため、広告の効果を過大に見積もるおそれがあります。

内生性があると、回帰分析の係数は、サンプルを増やしても正しい値に近づきません。これに対処するために、実験、操作変数法、差の差法、回帰不連続デザインなどの工夫が開発されてきました。どの方法を使うにしても、内生性がどこから来るかを考えることが出発点になります。

分析結果を読むときは、結果に影響する要因として、見落とされたものがないか、因果の方向が逆でないかを考えます。「他の条件を一定にした」という説明がある場合でも、その条件が十分かどうかを確認しましょう。

例・ヒント

例:病院に通う人ほど健康状態が悪いというデータが出ても、病院が健康を悪化させるのではなく、体調の悪い人が病院に行くという逆向きの因果が影響している。このため単純な比較は誤解を生む。

よくある誤解・注意点

統計ソフトで制御変数を足せば解決するとは限りません。観測できない要因が原因なら、変数を足しても取り除けません。まず、ゆがみがどこから来るのか、原因の経路を考えることが大切です。

関連する用語

※ 解説はAIが作成しています。誤りや古い内容を含む可能性があります。正確な内容は公的機関・原文でご確認ください。投資などの判断は、ご自身の責任で行ってください。

用語集の一覧へ 最新のレポート要約を見る →