用語集 > 財政・政策

費用便益分析とは?

英語:Cost-benefit analysis

別名:B/C分析, 費用対効果分析

意味

政策や事業にかかる費用と、得られる便益をそれぞれ金額に直して比べ、実施する価値があるかどうかを判断するための手法です。公共事業で広く使われます。

くわしい解説

費用便益分析は、事業の費用と便益をともに金額で表し、便益が費用を上回るかを調べる手法です。道路や堤防、空港などの公共事業の評価で広く使われてきました。将来にわたって発生する費用と便益は、社会的割引率で現在の価値に直してから比べます。便益の合計を費用の合計で割った費用便益比や、差額である純便益が、判断の指標になります。

課題は、すべての便益を金額にできるわけではない点です。命の価値、環境の質、景観、地域の安心といったものを金額に直すには仮定が必要で、仮定が変わると結論も変わります。また、誰が得をして誰が負担するかという分配の問題は、合計額だけでは見えにくくなります。

報告書では、需要予測の前提、割引率、金額に直した項目の範囲を確認します。感度分析として、前提を変えたときの結果が示されていれば、結論がどのくらい前提に左右されるかを読み取れます。

例・ヒント

例:ある橋の建設で、建設費と維持費の合計に対して、移動時間の短縮や事故の減少を金額に直した便益が上回るかを、30年分の見込みで比べて採否を検討する。需要の予測は結果を左右する。

よくある誤解・注意点

便益が費用を上回れば必ず実施すべき、というわけではありません。分配の公平性や金額にしにくい価値は、別の観点から考える必要があり、前提による結果の変動も確認します。

関連する用語

※ 解説はAIが作成しています。誤りや古い内容を含む可能性があります。正確な内容は公的機関・原文でご確認ください。投資などの判断は、ご自身の責任で行ってください。

用語集の一覧へ 最新のレポート要約を見る →