リサーチ・ダイジェスト

用語集 > 経済学の基礎

外部性とは?

英語:Externality

別名:外部効果, 外部不経済, 外部経済

意味

ある人の経済活動が、市場での取引を通さずに、ほかの人へ利益や損害を及ぼすことです。損害の場合は負の外部性、利益の場合は正の外部性といいます。

くわしい解説

外部性とは、取引の当事者以外に及ぶ影響のうち、価格に反映されないものをいいます。工場の排気や騒音のように他人に害を与えるものを負の外部性、予防接種で感染が広がりにくくなるように他人にも利益が及ぶものを正の外部性と呼びます。

負の外部性があると、当事者は被害の費用を負担しないため、社会的に見て生産や消費が多すぎる状態になります。逆に正の外部性があると、本人が得る利益だけで判断するため、社会にとって望ましい水準より少なくなりがちです。対策として、課税、補助金、排出量取引、規制、当事者間の交渉などが考えられています。

環境問題や渋滞、教育、研究開発の話題で外部性が出てきたら、誰が費用を負担し、誰が恩恵を受けているのかを見るとよいでしょう。費用と便益の帰属が、政策の設計や公平さの議論の出発点になります。

例・ヒント

例:自動車の排ガスは、運転者本人の費用には含まれませんが、周辺の住民の健康に影響します。この費用を価格に反映させる方法として、環境に関する課税などが議論されます。

よくある誤解・注意点

外部性は「悪い影響」だけではなく、他人に利益が及ぶ正の外部性もあります。また、市場を通じて価格に反映される影響は、外部性とは呼びません。受け手が取引の当事者でない点がポイントです。

関連する用語

※ 解説はAIが作成しています。誤りや古い内容を含む可能性があります。正確な内容は公的機関・原文でご確認ください。投資などの判断は、ご自身の責任で行ってください。

用語集の一覧へ 最新のレポート要約を見る →