用語集 > 統計・指標

連鎖方式とは?

英語:Chain-linking

別名:連鎖価格, 連鎖指数, チェーン方式

意味

実質値を求める際に、基準年を固定せず、前の年(または期)を基準にした伸び率を毎期つなぎ合わせる計算方式で、日本のGDPの実質値に使われています。

くわしい解説

固定基準年方式は、ある基準年の価格で、すべての時点を評価します。基準年から離れると、相対価格の変化によって実態とずれます。連鎖方式は、毎年、前年の価格で評価した前年比を計算し、それを次々に掛け合わせて系列をつなぎます。日本のGDP統計は、この連鎖方式で実質値を作っています。

連鎖方式の利点は、価格構造の変化を反映できることです。たとえばパソコンのように急速に価格が下がる品目は、固定基準年方式では実質値が過大に見えることがあります。弱点は、実質値の内訳を足し合わせても、合計と一致しない点(加法整合性がない)です。項目ごとの寄与度を考える際は、この不一致に注意します。

見かけたら、実質GDPが連鎖方式の表示か、参照年がいつかを確認します。内訳の合計が合わない場合は、計算ミスではなく、方式の性質です。また、参照年は、指数や金額の水準を示すために使われています。

例・ヒント

例:(数字は仮のものです)3年連続で前年比が+2%、+1%、+3%なら、連鎖して1.02×1.01×1.03≒1.061となり、3年間の累積は約+6.1%です。

よくある誤解・注意点

実質値の内訳の合計が総額に合わないのは、誤りではなく方式の特徴です。また、「前年を基準にする」ことと、「基準年を毎年変える」ことは、別の話です。基準改定のたびに、過去の数字が改定されることもあります。

関連する用語

※ 解説はAIが作成しています。誤りや古い内容を含む可能性があります。正確な内容は公的機関・原文でご確認ください。投資などの判断は、ご自身の責任で行ってください。

用語集の一覧へ 最新のレポート要約を見る →