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エンゲル係数とは?
英語:Engel's coefficient
意味
家計の消費支出のうち、食料費が占める割合です。一般に、この割合が高いほど、暮らしの余裕が小さい傾向にあると考えられています。
くわしい解説
エンゲル係数は、食料費を消費支出で割って求めます。19世紀のドイツの統計学者エルンスト・エンゲルが、所得が増えると食料費の割合は下がる傾向があると指摘したことにちなみます。所得が低い世帯ほど、生活に欠かせない食料への支出の割合が高くなりやすいという見方です。
ただし、数字の上下は暮らしの豊かさだけで決まりません。食料品の値上がりがあれば、買う量が変わらなくても割合は上がります。また、外食や中食の増加、単身世帯の増加、高齢化といった生活の変化も影響します。そのため、年次や世帯の種類をそろえて比べることが大切です。
報道では、エンゲル係数が上がったことを生活の苦しさと結びつける見出しも見られます。その場合は、食料の価格上昇によるのか、実際の支出構成の変化なのか、所得の動きと合わせて確認します。元データは家計調査であることが多く、対象の世帯の区分にも注目します。
例・ヒント
例:月の消費支出が25万円で食料費が6万円なら、エンゲル係数は24%です。同じ食べ方でも食料品が値上がりすれば、この数字は上がります。所得が増えれば下がりやすいとされます。
よくある誤解・注意点
エンゲル係数の上昇は、必ずしも貧しくなった証拠ではありません。値上がりや食生活の変化でも上がるため、所得の水準や世帯の構成も合わせて見る必要があります。また、食料の範囲に外食を含むかどうかも、統計によって異なります。
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