リサーチ・ダイジェスト

用語集 > 経済学の基礎

ゼロ金利制約とは?

英語:Zero lower bound

別名:ゼロ下限, 名目金利の下限制約

意味

現金が存在することなどから、政策金利を大きくマイナスにはしにくいため、利下げの余地が尽きてしまうという制約のことです。金融緩和の限界として語られます。

くわしい解説

ゼロ金利制約は、政策金利をゼロより大きく下げられないことから生じる制約です。預金の金利を大きくマイナスにすれば、人々は預金を引き出して現金で持とうとするため、金利には下限があると考えられてきました。景気が悪化したときに中央銀行が利下げで対応しますが、金利がゼロ近くに達すると、通常の手段がそれ以上使えなくなります。

この制約は、1990年代の日本、2008年の金融危機後の欧米で現実の問題になりました。対応として、量的緩和、将来の金利についての約束、国債や他の資産の大量購入、そしてマイナス金利政策などが導入されました。マイナス金利は、現金の保管費用などを考えると、小幅であれば成り立つことが示されましたが、どこまで下げられるかには限りがあります。

金融政策の記事で「利下げ余地」や「緩和余地」という言葉が出てきたら、現在の政策金利が下限にどれだけ近いかを確認しましょう。余地が小さいと、景気後退のときに、金利以外の手段に頼らざるを得なくなります。

例・ヒント

例:景気が大きく悪化したのに、政策金利がすでにほぼゼロであれば、さらに利下げで対応することはできません。そのため、資産の買い入れなど別の方法が検討されます。日本や欧米で現実の問題になりました。

よくある誤解・注意点

金利の下限は必ずしもちょうどゼロとは限らず、マイナス金利政策を導入した国では、わずかにマイナスの水準まで下がりました。また、ゼロ金利は、金融政策が完全に無力になるという意味ではありません。

関連する用語

※ 解説はAIが作成しています。誤りや古い内容を含む可能性があります。正確な内容は公的機関・原文でご確認ください。投資などの判断は、ご自身の責任で行ってください。

用語集の一覧へ 最新のレポート要約を見る →