リサーチ・ダイジェスト

用語集 > 経済学の基礎

テイラー・ルールとは?

英語:Taylor rule

別名:テイラー則

意味

物価上昇率と景気の過熱度に応じて、中央銀行が政策金利をどのように決めるべきかを示す、簡単な目安となる式のことです。1993年に提案されました。

くわしい解説

テイラー・ルールは、スタンフォード大学のジョン・テイラーが1993年に提案した金融政策の指針です。物価上昇率が目標を上回れば政策金利を上げ、景気が潜在的な水準より過熱していれば利上げ、冷え込んでいれば利下げをする、という関係を一つの式にまとめています。インフレへの対応では、物価上昇分より大きく金利を動かすことで、実質金利を引き上げて物価を抑えるという考え方が含まれます。

このルールは、中央銀行がどのように政策を決めているかを大まかに説明する道具として、また、現在の金利が妥当かどうかを評価する目安として、よく使われます。中央銀行が機械的にこの式に従っているわけではなく、物価の動きや金融の安定など、さまざまな要因を総合して判断しています。係数の値や、需給ギャップなどの推計次第で、結論が大きく変わる点にも注意が必要です。

報道で「テイラー・ルールが示す金利より低い」と書かれていたら、どのデータや推計値を使って計算した結果なのかを確認しましょう。需給ギャップの推計に幅があるため、計算者によって結果が変わります。

例・ヒント

例:物価上昇率が目標を上回り、景気も過熱していれば、式は高めの政策金利を示します。逆に物価が低く景気も弱ければ、低い金利が示されます。実際の運営は式だけでは決まりません。

よくある誤解・注意点

テイラー・ルールは、中央銀行が従う義務のある規則ではなく、判断の参考にするための目安です。また、式が示す金利が正しい答えというわけではなく、使う推計値によって結果が大きく異なります。

関連する用語

※ 解説はAIが作成しています。誤りや古い内容を含む可能性があります。正確な内容は公的機関・原文でご確認ください。投資などの判断は、ご自身の責任で行ってください。

用語集の一覧へ 最新のレポート要約を見る →