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マネタリズムとは?
英語:Monetarism
別名:通貨主義, 貨幣主義
意味
物価や景気の動きにとって貨幣量が重要だと考え、裁量的な景気調整よりも、ルールに沿った貨幣供給の運営を重んじる経済学の立場です。
くわしい解説
マネタリズムは、アメリカの経済学者ミルトン・フリードマンらが唱えた考え方です。長い目で見た物価の動きは、経済に出回る貨幣量の増え方によって決まると見ます。そのため、中央銀行は景気を細かく調整しようとするより、貨幣の増加率を一定のルールで保つほうがよい、という主張につながります。財政政策で景気を動かそうとするケインズ派とは、重点の置き方が異なります。
1970年代に物価上昇が深刻になると、この見方は注目を集めました。アメリカやイギリスの中央銀行が貨幣量の目標を掲げた時期もあります。ただ、金融技術の発達で貨幣量と物価の関係が安定しなくなり、貨幣量そのものを操作目標にする運営は次第に主流ではなくなりました。それでも、物価は貨幣的な現象でもあるという教訓は、今も受け継がれています。
報道で「マネーストックの伸び」や「資金供給量」が取り上げられたときは、それが物価や景気にどう結びつくのかを見ましょう。貨幣量が増えても、銀行の貸し出しや需要が動かなければ、物価に直接は響かない場合があります。
例・ヒント
例:貨幣量が実体経済の成長を大きく上回って増え続けると、長期的にはモノの値段が上がりやすいと考えます。このため、貨幣の増加率を安定させる運営が望ましいと主張されました。
よくある誤解・注意点
マネタリズムは、金融政策が無力だという立場ではなく、むしろ貨幣の影響を重く見る立場です。ただし、短期の景気を微調整することには慎重で、そこが現在の中央銀行の運営とは違います。
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