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生産者余剰とは?
英語:Producer Surplus
意味
売り手が受け取った価格から、その商品を供給するのに最低限必要だった費用を差し引いた額で、売り手側の得を表す指標です。利益とは少し異なります。
くわしい解説
売り手は、「最低でもこの金額で売れなければ作らない」という水準を持っています。これは限界費用にあたり、実際の販売価格との差が、その1単位から得られる売り手の得です。全体を足し合わせたものが生産者余剰で、供給曲線で見ると、価格の線より下、供給曲線より上の面積になります。
なお、生産者余剰は会計上の利益とは同じではありません。固定費を考慮していないため、固定費を引く前の概念と整理するのが一般的です。消費者余剰とあわせた総余剰は、市場が生み出した価値の大きさを表すものとして、政策の評価や独占の弊害の説明に使われます。
企業の値上げや補助金のニュースを見るときは、利益を得るのは誰か、消費者の負担はどれだけ増えるのかを、両方の余剰の動きに置き換えて考えると整理しやすくなります。また、競争が弱まると価格が上がり、生産者側に余剰が移る傾向がある点にも注目できます。
例・ヒント
例:農家が、最低でも300円かかるはずの野菜を500円で売れたとき、1個あたりの生産者余剰は200円です。市場価格が上がれば、この差は大きくなります。これを全員分合計したものが市場全体の値です。
よくある誤解・注意点
生産者余剰は利益そのものではなく、固定費を差し引く前の概念として扱われます。また、余剰の増減は誰が得をするかを示すだけで、公平さの判断までは含みません。両者を混同しないよう注意が必要です。
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