リサーチ・ダイジェスト

用語集 > エネルギー・環境

容量市場とは?

英語:Capacity Market

別名:容量市場制度

意味

将来の発電設備の供給力そのものを取引し、必要な発電能力を長期的に確保しようとする電力の市場。電気の量ではなく能力を売買する。

くわしい解説

容量市場は、実際に発電した電気の量ではなく、将来の一定期間に電気を供給できる「能力(kW)」を取引する市場です。日本では、広域的運営推進機関が数年先の供給力を入札で確保する仕組みが導入されました。発電事業者は、設備を維持する対価を得られ、需要家側は電力が不足しないという安心を得る関係になります。

この市場が必要とされる背景には、再生可能エネルギーの拡大があります。電気の量を売る市場だけでは、稼働率の低い火力発電所が採算を取りにくくなり、閉鎖が進んで供給力が不足する懸念があるためです。必要なときに稼働できる設備を維持するための費用を、広く負担しようという考え方です。

ニュースでは、入札で決まった価格や確保された供給力の量、費用の最終的な負担者が注目されます。電気料金への影響は、小売事業者を通じて需要家に転嫁される形で現れるため、制度の設計や見直しの動きを追うことが必要です。

例・ヒント

例:太陽光が増えて火力発電所の稼働が減ると、採算が悪化して閉鎖が相次ぐおそれがある。容量市場で維持費を確保すれば、猛暑や厳寒時の予備の供給力を保ちやすくなる。ただし費用は利用者が負担する。

よくある誤解・注意点

容量市場は「電気そのもの」を売買する市場ではなく、供給できる能力を売買する市場です。また、費用は最終的に電気の利用者が負担する仕組みであり、無料ではありません。

関連する用語

※ 解説はAIが作成しています。誤りや古い内容を含む可能性があります。正確な内容は公的機関・原文でご確認ください。投資などの判断は、ご自身の責任で行ってください。

用語集の一覧へ 最新のレポート要約を見る →