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価格転嫁とは?
英語:Price pass-through
意味
原材料費、エネルギー費、人件費などのコスト上昇分を、販売価格に上乗せして、取引先や消費者に負担してもらうこと。取引先との力関係で進み方が変わる。
くわしい解説
価格転嫁は、原材料費、エネルギー費、人件費などのコストの上昇分を、販売価格に反映して、取引先や消費者に負担してもらうことです。企業が自社だけでコスト増を抱え込まず、価格に上乗せできれば、利益を守ることができます。
転嫁のしやすさは、取引先との力関係や、競合の状況、需要の強さに左右されます。下請けの中小企業は、取引先に価格交渉を持ち出しにくく、転嫁が進みにくいとされ、賃上げの原資をつくりにくくなる問題が指摘されます。政府は、下請法の運用や価格交渉の促進で、適正な転嫁を後押ししています。
企業の決算や調査では、コスト上昇分のうち何割を価格に転嫁できたか(転嫁率)や、日銀短観の販売価格判断を見ます。転嫁が進めば物価は上がりますが、需要が弱いと、販売数量が減って利益が減る場合もあります。取引先ごとの交渉の状況も確かめます。
例・ヒント
例:仕入れ値が1個80円から90円に上がったとき、販売価格を100円から110円にできれば転嫁できている。100円に据え置くと、1個当たりの利益は20円から10円に減る。
よくある誤解・注意点
価格転嫁は、単なる値上げと同じ意味ではなく、コスト増の分を価格に反映できたかという話です。転嫁が進むことは、家計から見れば負担増にもなります。転嫁できないと企業の利益が圧迫されます。
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