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産業の空洞化とは?
英語:Hollowing out of industry
別名:製造業の海外移転, 脱工業化
意味
企業が工場を海外へ移すことで、国内の生産・雇用・技術の蓄積が細っていくこと。為替や人件費の差、市場への近さが背景にあります。
くわしい解説
企業は、人件費が安い国や、巨大な市場に近い国へ生産拠点を移すことがあります。国内の工場が閉じたり縮小したりして、雇用や取引先の仕事が減り、技術やノウハウが失われていくことを、産業の空洞化と呼びます。日本では円高が進んだ時期に、この言葉がよく使われました。
ただし、海外に出ることは企業にとって合理的な判断でもあります。現地の需要を取り込めば、海外子会社からの配当や特許料が増え、国際収支の上では「第一次所得収支」の黒字として表れます。国内には、開発や試作を担う拠点や、高度な部品づくりが残ることもあります。
ニュースでは、海外生産比率の推移と、国内の設備投資・雇用の動きをあわせて見ます。近年は、経済安全保障や為替の変化を受けて、生産拠点を国内に戻す動きや、複数の国に分散する動きも見られ、空洞化とは逆向きの話もあります。
例・ヒント
例:部品メーカーが人件費の低い国に新工場を建てて生産の大半を移し、国内の工場は試作と設計だけを残す、といった形で起こります。国内では、同じ部品を作っていた下請けの仕事が減ります。
よくある誤解・注意点
海外進出が増えることと、国内産業が空洞化することは同じではありません。進出が国内の取引や雇用を押し下げるかどうかは、業種や時期によって結果が分かれます。海外で稼いだ利益が国内へ戻るかも、見るべき点です。
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