リサーチ・ダイジェスト

用語集 > 企業・産業

純有利子負債(ネットデット)とは?

英語:Net Debt

別名:ネットデット, 実質有利子負債

意味

借入金や社債などの有利子負債から、手元の現金・預金を差し引いた額です。実質的な借金の大きさを表し、ネットデットとも呼ばれます。

くわしい解説

純有利子負債は、純有利子負債=有利子負債−現金及び預金(現金同等物を含む)で求めます。借入があっても同額の現金を持っていれば、すぐに返せるため、実質的な負担は小さいと考えるのがこの指標の考え方です。マイナスになる場合は、実質的に借金がない「ネットキャッシュ」の状態です。

会社の価値を測る企業価値(EV)の計算では、時価総額にこの純有利子負債を足します。また、純有利子負債をEBITDAで割った倍率は、借入を何年分の利益で返せるかの目安として、金融機関や格付け会社に使われます。

決算資料では、純有利子負債の増減を追い、借入が増えた理由が成長投資か、赤字の穴埋めかを確かめます。現金に海外子会社の分が多く含まれ、日本に自由に移せない場合もあるため、現金の使いやすさも、注意する点です。格付け会社の報告書でも、よく使われる数字です。

例・ヒント

例:借入金と社債の合計が1,200億円、現金預金が400億円の会社の純有利子負債は800億円です。EBITDAが200億円なら、純有利子負債はEBITDAの4倍です。

よくある誤解・注意点

手元の現金は、運転資金や配当、設備投資にも必要です。そのため、現金をすべて返済に回せるとは限らず、純有利子負債が小さくても資金に余裕があるとは言い切れません。海外子会社の現金は、すぐには使えない場合もあります。

関連する用語

※ 解説はAIが作成しています。誤りや古い内容を含む可能性があります。正確な内容は公的機関・原文でご確認ください。投資などの判断は、ご自身の責任で行ってください。

用語集の一覧へ 最新のレポート要約を見る →