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金本位制とは?
英語:Gold standard
別名:金本位
意味
通貨の価値を一定量の金と結びつけ、紙幣と金との交換を保証する通貨制度です。19世紀後半に主要国へ広がり、1930年代に多くの国が離れました。
くわしい解説
金本位制のもとでは、通貨の単位が金の一定量と結びつけられ、中央銀行は紙幣を求められれば金と交換します。各国の通貨の交換比率も金を通じて決まるため、為替相場は安定しやすいとされました。19世紀後半に主要国へ広がりましたが、第一次世界大戦で多くの国が停止しました。
戦後に復帰する国もありましたが、世界恐慌のなかで維持が難しくなり、英国は1931年に離脱し、米国も1930年代に国内での金の交換を停止しました。金の保有量に通貨の供給量が縛られるため、景気が悪化しても金融を緩めにくいという欠点が指摘されます。日本は1930年1月に金解禁を行い、同年に世界恐慌の影響を受けたのち、1931年12月に再び金の輸出を禁止しました。
現在の議論では、金本位制への復帰を主張する意見も一部にありますが、柔軟な金融政策が難しくなる点が論点です。金価格の動きと通貨制度の議論は別物として読みましょう。
例・ヒント
例:金本位制のもとで貿易赤字になると、金が海外へ流出して国内の通貨量が減り、物価や景気が引き締まる方向に動きます。この調整が自動的に働くことが長所とされた一方、不況時の痛みも大きくなりました。
よくある誤解・注意点
現在の通貨は金とは結びついていませんが、各国の中央銀行は金を外貨準備として保有しています。金を持つことと、金本位制をとることは別のことです。現在、金は価格が変動する資産であり、通貨の価値を定義する基準ではありません。
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